中日の中田翔内野手

 プロ野球中日は15日、通算309本塁打を誇り、打点王を3度獲得するなど強打者として活躍した中田翔内野手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。同日午後に記者会見する。

 広島市出身。大阪桐蔭高から2008年に高校生ドラフト1巡目で日本ハム入り。勝負強い右打ちの4番打者として12、16年のパ・リーグ制覇、16年の日本一に貢献。14、16、20年に最多打点のタイトルに輝いた。13、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するなど、日本代表でも活躍した。

 21年途中、同僚への暴力行為で出場停止処分を受け、無償トレードで巨人に移籍。23年オフに複数年契約を解除して自由契約となり、中日と2年契約を結んでいた。

 近年は腰のけがに悩まされ、18年目の今季は25試合で2本塁打、4打点と不振だった。通算成績は1783試合に出場して1579安打、1087打点、打率2割4分8厘。