日本、インド両政府は、今月のモディ首相来日に合わせ、2008年に策定した「安全保障協力に関する共同宣言」を17年ぶりに改定する方向で調整に入った。自衛隊とインド軍の共同訓練拡充といった協力の具体策を盛り込む。石破茂首相とモディ氏が署名する。モディ氏は今月29〜31日の日程で来日する方向だ。複数の日本政府関係者が15日、明らかにした。
日本は、価値観を共有する民主主義国家としてインドとの連携を重視している。インド太平洋地域で中国が覇権主義的な行動を強める中、安保協力宣言の改定で日印の防衛協力の推進を確認する狙いがある。