-昨年6月の理事長就任から半年が経過しました。
お客さまや職員とのコミュニケーションを大切にし、私の取りえである明るさで張り切ってやっています。全20店を回り、職員と意見交換もしました。残りのサラリーマン人生を賭して取り組んでいきます。
-昨年1年間は。
2023年4月にスタートした中期経営計画の2年目に当たります。中期経営計画は事業性融資への取り組みと職員のウェルビーイングの向上という二つのポイントがありますが、事業性融資については貸出残高を伸ばし、計画を上回って推移しました。ウェルビーイングに関しては、幸福度調査を経営の指標の一つに入れるとともに、働きやすい環境を整備するための施策を矢継ぎ早に打ちました。
-2023年に愛知県北西部に営業エリアを拡大しました。進ちょくは。
新規の融資案件は介護や製造業を中心に既に約100件に上り、強い手応えを感じています。ただ、店舗がないと安心して預金されないお客さまが多いと認識しております。今後はお客さまに来ていただくため、一宮市と春日井市に店舗を開設する方針です。
-日銀の政策金利引き上げの影響はありましたか。
他の金融機関は貸出金利を引き上げましたが、我慢しました。中堅中小の企業と個人事業主は円安などでコストアップに苦しんでいるからです。今後は預金金利の上昇の影響を見据えた上で、必要に応じて考えていくことにしています。
-今年の抱負を聞かせてください。
お客さまの利便性を高めるため、店舗のリニューアルにスピード感を持って取り組みます。事業性融資をより一層伸ばすために融資の判断のスピードを早め、職員への研修で提案力の向上を図ります。岐阜県と愛知県にまたがるエリアで存在感を高めていきます。
