-昨年の振り返りを。

 近年、人手不足で求人数が年々増加し、保育園をはじめ多くの企業や施設への人材派遣・紹介も増加の一途をたどっています。その中で、優秀な人材の確保に尽力してきました。コロナ禍の間、e-ラーニングで対応していた保育士研修も、リアルで実施できるようになり、多くの在職派遣スタッフがスキルアップを目指して受講していることに喜びを感じています。また昨年は、当社が運営する求人サイト「しゅふキャリ」もリニューアルしました。アクセスも順調に伸びており、人材獲得にもつながっています。

 -新たな取り組みは。

 当社は、これまで働きたい女性の支援に特化してきましたが、グローバル化が進む中で外国人の活用は必要不可欠と考え、昨年8月、特定技能の在留資格で働く外国人に対するさまざまな支援を行う「特定技能登録支援機関」となりました。在留資格を持つ人材を支援しており、今後はこうした専門分野における外国人材の活用を提案できるよう注力していきます。また、来日した外国人に対しても、早く地域と共生できるようにサポートするなど、人材を充実させ、しっかりと伴走支援をしていきたいと考えています。

 -今後の展開は。

 人材のグローバル化によって増加する企業ニーズに対応するため、外国人材の提供というサービスの選択肢を増やし、より幅広い人材活用を提案していきます。まずは介護、製造業を重点的に強化していきたいと考えています。また引き続き、女性の活躍を目指した提案にも力を注ぎます。

 近年は企業側・働く側ともに、時短での雇用やリモートワークのニーズが増加しており、こうした新たな働き方を提案することで、地域に根ざした雇用の創出を目指します。