―昨年を振り返って。
元日の能登半島地震では、現地ケーブルテレビ局も大きく被災され、支援物資をお届けしました。局舎や設備、幹線の被害状況、その復旧作業を見て、地域の皆さまに安全安心の情報をお届けするという我々の使命を非常時にいかに果たすことができるか、考えさせられました。放送や通信サービスには電力が必要な為、停電時も自家発電で72時間稼働できるよう、燃料備蓄を進めています。
エリア内の道路や河川のライブカメラは本年度中に11台増の計35台設置します。データ放送での避難所情報についても行政と連携してより詳細な情報に改修しました。
―注力するサービスは。
スポーツ人気で、昨年はFC岐阜と岐阜スゥープスのホーム戦全試合の生中継などに加え、地元の小中高生の剣道や水泳大会なども積極的に放送しました。インターネットでは、最大通信速度10Gbpsの新プランを一部エリアで開始、ほぼエリア全域に拡大予定です。ショップではスマホ販売を前面に提案を広げていきます。
―地域貢献について。
昨年は県内5市の新小学1年生に学用品を贈呈、今年は全11市町で予定しています。各地で地域の皆さまに喜んでいただけるイベントも開催しました。また健康を後押しするシニア向けeスポーツ事業をグループ会社と行っており、今年10月のねんりんピック岐阜にも携わる予定です。
―新年の抱負を。
加速度的な変化の中で、社員とともにチャレンジしていきたいという思いで2023年、中期経営計画「Change Challenge Next2030」を掲げました。これを軸に、地域の皆さまにより良いサービスを提供できるよう、しっかりと取り組んでまいります。
