福岡県は2日、日本海に延びる九つの海域活断層での地震を想定した津波浸水調査の結果を公表した。最大震度6強で、同県宗像市沖の沖ノ島で最大の津波高が6・29メートルとなった他、沿岸5市区町の最大津波高がこれまでの想定を上回った。県や市町村の防災計画の見直しに役立てる。
能登半島地震が海底の活断層で起きたとみられることを踏まえ、有識者らの専門委員会を設置し調査していた。
沖ノ島の最大津波高が想定されたのは、2005年の福岡県西方沖地震を引き起こした警固断層帯と連なるように位置する、小呂島近海断層帯を震源とする地震が起きたケースだった。