天皇、皇后両陛下が7月6〜13日の日程で、国賓としてモンゴルを公式訪問されることが20日の閣議で決定した。歓迎式典やフレルスフ大統領夫妻主催の晩さん会に出席するほか、第2次大戦後の抑留中に亡くなった日本人の慰霊碑に供花する。天皇のモンゴル訪問は史上初。友好親善目的での海外訪問は、昨年6月の英国以来となる。
6日に首都ウランバートルに入る。公式行事は8日に歓迎式典があり、大統領夫妻と会見する。夜は宿泊先のホテルで晩さん会が催される。11日は最大の祭典「ナーダム」の開会式に出席する。
モンゴルは戦後、旧ソ連軍による日本人のシベリア抑留者のうち約1万4千人が移送され1700人以上が死亡した。