日本テレビ系で毎年放送されているチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金や会社の資金を着服したとして、業務上横領罪に問われた系列局「日本海テレビジョン放送」(鳥取市)の元経営戦略局長田村昌宏被告(55)=鳥取市=の公判が20日、鳥取地裁(安西二郎裁判官)で開かれた。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は7月17日。
被告は最終意見陳述で「寄付に関係する全ての皆さまにおわび申し上げる。心の弱さがそうさせた。自分を厳しく律し、このようなことは二度としません」と述べ、傍聴席に向かって頭を下げた。初公判で起訴内容を認めていた。