-昨年を振り返って。
建設現場の施工管理を主に、最新機器による測量業務のお手伝いをさせていただいており、昨年も関東から関西、四国までさまざまな現場を飛び回りました。最新機器で測量した3次元データなどを顧客の要望に合わせて組み合わせることで、従来の現場で必要だった複雑な計算や作業が大幅に縮小でき、生産性と品質が格段に向上します。近年は特にコンクリート製の橋梁(きょうりょう)の建設現場で広く採用され、昨年も新規の取引先を獲得。今では全国のPC橋梁メーカーの約半数で採用されるまでになっています。
また、初めて製造業向けの展示会にも出展しました。亀太の持つ幅広いノウハウを知ってもらう機会になったと思います。問い合わせにも結び付いており、今後需要が見込まれる先や既存顧客に紹介していきたいと思います。
-サービス向上への取り組みは。
提案先に当社の測量技術とノウハウを示して、現場にもたらす効果をしっかりお伝えできるよう、社内勉強会を隔週で実施しています。メーカーの担当者をお呼びして、機器の詳しい説明をしていただくこともあります。営業力の向上と現場のサポート体制の強化につながっていると感じます。私も現在のトレンドや今後の傾向をつかむため、昨年も海外の見本市に足を運びました。顧客が求めるデータ形式も変化してきたため、点群やメッシュ、空間など要望に合わせた対応ができるよう備えています。
-今年の展望は。
橋梁の取引先を広げていきます。デザイン性の高い複雑な形状をした建築物の現場にも携わる予定です。まだ実績のないビル建設などの現場への提案も考えています。手間を掛けても当社にしかできないサービスを提供して、より多くの現場をより良く変えていくために、機器の販売やレンタルにも力を入れていけたらと思います。
