朝日大吹奏楽部、世界へ 米ローズパレード来年出場 

2019年08月24日 11:49

 岐阜県瑞穂市穂積の朝日大学に今年4月、吹奏楽部が誕生した。同大体育会13番目の強化指定部として創設。創部間もなく部員も8人ながら、来年1月に米国カリフォルニア州で開かれる全米屈指のマーチングイベント「ローズパレード」への参加を決めた。全国の精鋭約170人と共に、アジア・オセアニア地域の代表として出場する。

 出場をつかんだ背景には、部を率いる和田隆明監督(54)の存在がある。和田監督は県岐阜商業高に26年間務め、同高吹奏楽部を全国屈指の名門に育て上げた名指導者だ。創部にあたり建設された専用の練習棟を活用し、短期間で鍛え上げた。副部長の纐纈(こうけつ)里奈さん(19)は「ゼロからつくり上げるチーム。今後の自分たちの可能性が楽しみ」と目を輝かせる。

 毎年100万人以上の観衆が集まるローズパレードは、米大学フットボールの王座を決める「ローズボウル」の前に行われる。全米や世界各地から実力派マーチングバンドが参加し、ロサンゼルス近郊の市、パサデナの市街地9・5キロを、歩きながら演奏する。

 来年は、東京五輪・パラリンピックに合わせ、史上初の日本選抜チームで参加する。同部員と北海道から九州までの全国のセミプロが集い、9曲をパレードで披露するほか、ロサンゼルスの日米文化会館で演奏会も行う。現地の岐阜県人会の手厚いサポートを受けて、すでに演奏会のチケットは完売しているという。

 本番まで、ホスト校の同部に全国からパレード参加者が練習にやって来る。約10回の合同練習を経た後は、現地で猛特訓が待っている。和田監督は「周りの期待に恥じないパフォーマンスをしたい」と気を引き締めていた。

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