身にあまるものたちへ

 岐阜市出身の歌人野口あや子さんによる、エッセー「身にあまるものたちへ」の連載。短歌の領域にとどまらず、音楽と融合した朗読ライブ、身体表現を試みた写真歌集の出版など多角的な活動に取り組む野口さんが、独自の感性で身辺をとらえて言葉を紡ぐ。写真家三品鐘さんの写真で、その作品世界を広げる。

怒りの花
3月に書いたエッセーの続きだが、昨年冬、性暴力に遭った。ずいぶん回復した今だからこそ言えるが、その衝撃はとてつもなく、3月に発表した段階では自分にどんな変化が起こるか、どんなことに苦しむか、まだ...
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