2月、ベトナムとカンボジアへ海外旅行に出掛けた。朝方にアパートから空港乗り合いタクシーに乗り込み、中部国際空港までの朝焼けを見る。これから、ずっとずっと遠くに行く。私のことをだれも知らないところ...
夢を見ている
岐阜市出身の歌人野口あや子さんによる、エッセー「身にあまるものたちへ」の連載。短歌の領域にとどまらず、音楽と融合した朗読ライブ、身体表現を試みた写真歌集の出版など多角的な活動に取り組む野口さんが、独自の感性で身辺をとらえて言葉を紡ぐ。写真家三品鐘さんの写真で、その作品世界を広げる。